3.17.2015

何を以って良いプロダクトとするか(カメラ編)

こんにちは、DKです。

カメラは何を基準に良い悪いとされるのでしょうか?
僕は、「ユーザーに合ったカメラシステムのバランス」がそれを左右する大きなファクターであると考えています。

現在店頭で売っているコンデジでも、日中であればどれも綺麗に写ります。ではなぜ、一眼レフやミラーレスを選ぶ人がいるのかといえば、それは撮影環境が多少不利になってもしっかり撮れるタフさがあるからです。
他の理由として、撮影表現の幅が広いことを挙げる人もいるでしょう。そういう人は、操作性の良い物を求める傾向にあります。反対に、カメラ任せにして撮るのであれば、わざわざ大きなカメラを選ぶ必要はなくなります。

また、機能面だけでなく、カメラという機械への捉え方にも各人で違いがあります。
カメラを写真を撮るための道具だという人もいれば、趣味の玩具であるとする人もいます。単に写真好きもいれば、カメラ自体が好きなコレクターもいます。

このように、趣味性と実用性を兼ね揃えたプロダクトであるカメラは、要求されるものが人によって全く異なるのです。それゆえ目的が明瞭であれば、自分のニーズに合ったカメラを選ぶことができるため、自ずと満足度が高くなります。

将来的にはレンズだけでなく、機能ごとに細分化されて交換できるカメラが登場するのではないかと予想しています。なぜなら、現在の多様化したニーズに対し、たとえレンズが交換できたとしても、1台のカメラでそれをカバーするのが難しい現状があるからです。
だからこそ、ユーザーが自分にあったベストな構成を組むことができるようなカメラシステムが、ユーザー、メーカーの両者にとって、一つの良い選択肢になるのではないでしょうか。

ソニーやオリンパスは、センサーとマウント部だけのカメラをすでに発売しています。センサー、レンズ以外を、自分の用途ごとにカスタマイズ出来るというもの。
下の画像での構成は、望遠ズームレンズに大きなグリップ。光軸上に照準器を付け、液晶モニターの代わりにスマートフォンを使用しています。
OLYMPUS AIR A01を用いた参考出品(CP+2014)

過去に、ライカのレンジファインダーカメラ用に、ビゾフレックスという光学ファインダーのオプションパーツが純正でありました。これは今で言うと、ミラーレスカメラだけど一眼レフにもなるよ。というもの。ミラーレスはかつてのレンジファインダーに近い存在であると言えますね。
LEICA Visoflex II (1959)

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