8.07.2015

IoT : CAR's Future

東京で車を所有しなくなって、しばらく経つ。

自宅から事務所までも近いので、地下鉄か自転車で充分なうえに、カーシェアリングが普及したおかげでサービススポットも近くにたくさんあるので、たまに車に乗ろうとするときにも全く困ることがない。

東京では TAXI にも全く困ることがない。いざとなれば UBER もある。




そんな中でも、日に日に欲しくなってくる車がある。

Tesla Motors の Model S。






これは従来のような「利便性のため」とか、「所有欲を満たすため」とかいう次元の製品を超えてきているように思う。

実際にデザインがとても美しいとか、もっていたら何かと便利、と思えるような要素は少ない。

日本だとまだ充電ステーションも多くはなく、遠出をしようにも不安がつきまとう。




しかし、いわゆる「電気自動車をつくる会社」の範疇にとどまらず「クルマの在り方」を捉え直すような革新をどんどん生み出している。

先日の Tweet で

"Almost ready to release highway autosteer and parallel autopark software update"

https://twitter.com/elonmusk/status/627040381729906688   

Elon Musk

というのがあった。

現在開発中の自律走行の技術のおおよその走行テストは終了したらしい。


そこまでは世界の自動車メーカー各社がしのぎを削っている領域なので、驚きも少ないが、目にとまるのはそれを「ファームウェア・アップデートで配付する」という点だ。

いつになるかの時期はまだ公表されていないが、Tesla の製品は「ファームウェア・アップデートで進化する」のだ。


Tesla 製品には無線通信によるファームウェア・アップデートのシステムが標準搭載されており、過去にそれによって先進的な機能が多数盛り込まれてきた。


つまり Tesla の製品は、従来製品のように買ってから価値が落ちていくものではなく、買った後にも先進的な技術がファームウェアの更新によって提供され、「改良され続ける」製品だということだ。


オーナーは買って所有するまでの楽しみではなく、買った後にも楽しみが持続する。



これは未来の製品のひとつの在り方だと思う。





他にも、強力なバッテリーそのものの開発や、Model S の充電ポートを自動で探すシステムの開発もしているそうだ。






"Tesla Snakebot autocharger prototype. Does seem kinda wrong :) "
https://twitter.com/elonmusk/status/629348240337580035

Elon Musk




本気で従来の「クルマ業界」の常識を覆して、新しいルールを創り出そうとしているところにわくわくさせられる。






A.Oono

Borderless Inc.

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